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樹木葬とは?知っておきたい費用感やメリット・デメリット

樹木葬とは?知っておきたい費用感やメリット・デメリット

みなさん「樹木葬」という言葉を聞いたことはありますか?

樹木葬とは、樹木や花を墓標とする新しいスタイルのお墓のことです。

最近注目されている納骨方法の一つでもあります。

墓石の代わりに美しい草花や木々を墓標とする明るいイメージのお墓は、終活をしている人にとって魅力的でしょう。

ここでは樹木葬の種類や種類別の費用感、樹木葬のメリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。

樹木葬に興味がある方、終活を始めようとしている方はぜひ参考にしてみてください。

樹木葬とは

樹木葬とは自然葬の一つで、樹木や花を墓標とする新しいスタイルのお墓のことです。

墓石の代わりに花や木を植えるため、景観が美しく明るいイメージになると人気がでてきています。

最近では、寺院や公営霊園、民営霊園などで樹木葬ができることもあり、目にしたことがある方も増えてきているのではないでしょうか。

樹木葬の人気が高まっている

第13回 お墓の消費者全国実態調査(2022年)」によると、最も選ばれているお墓のスタイルが樹木葬でした。

この調査によると、永代供養なので墓の跡継ぎが必要ないことに魅力を感じて樹木葬を選んでいる人が多いようです。

このように人気が高まってきている樹木葬ですが、一体どのような特徴があるのでしょうか。

次に、樹木葬の特徴をご紹介します。

樹木葬の特徴

樹木葬の特徴

樹木や花が墓標になる

一般的なお墓の場合、墓石を墓標としますが、樹木葬の場合は樹木や花が墓標となります。

墓石に比べて樹木や花は華やかで美しいと感じる方が増えてきたため、従来の暗くて怖いイメージから明るく美しいイメージになると人気が出てきており、特に終活を行っている方が自分で樹木葬を選ぶケースが増えています。

基本的に永代供養

樹木葬は基本的に永代供養なので、将来自分の墓を世話する人がいない人でも安心です。

将来自分の墓を世話する人がいない独身者や子どもがいない夫婦世帯の利用が目立っています。

また逆に、子どもに負担をかけたくなということから選ばれる理由の一つにもなっています。

費用が安い

樹木葬は一般的なお墓と比べて費用が安いのが特徴です。

墓石を建てない分スペースが狭くても利用できるところや墓石を購入する必要がないため、費用を抑えることができます。

樹木葬は、華やかで美しいのに費用も抑えられるのは、従来のお墓のイメージを覆す画期的な埋葬法だといえるのではないでしょうか。

では、次に樹木葬の種類をご紹介します。

樹木葬の種類

樹木葬には大きく分けると3つの種類があります。

庭園タイプ・公園タイプ・里山タイプの3つですが、これらのタイプにはどのような違いがあるのか、詳しく紹介します。

庭園タイプ

樹木や花を植えた庭園のようなところに遺骨を埋葬している美しいお墓です。

こまめに管理された樹木や花の中に名前が刻まれたプレートが置かれているようなスタイルが多いです。

寺院や霊園の一角を樹木葬のためのスペースとして利用しているところもあり、交通の便が良い都市部に多いです。

庭園タイプの納骨方法特徴
骨壺タイプ骨壺に遺骨を入れて納骨する
ステンレス筒タイプステンレスの筒に遺骨を入れて納骨する
庭園タイプのメリット庭園タイプのデメリット
立地が良いところが多い
美しい景色の中にある
面積が狭い場合が多い
骨壺の指定があるところもある

公園タイプ

芝生が敷き詰められた公園のようなところに遺骨を埋葬しているお墓です。

公園タイプも庭園対応同様、霊園の一部を樹木葬のスペースとして利用していることが多いです。

比較的広い敷地の中にあることが多く、静かで見晴らしが良いところもあります。

公園タイプの納骨方法特徴
骨壺タイプ骨壺に遺骨を入れて納骨する
ステンレス筒タイプステンレスの筒に遺骨を入れて納骨する
公園タイプのメリット公園タイプのデメリット
立地が良いところが多い
美しい景色の中にある
面積が狭い場合が多い
骨壺の指定があるところもある

里山タイプ

庭園タイプや公園タイプに比べて自然な景観の中にあるタイプです。

施設によっては自分で植樹できるところもあります。

納骨方法は施設によって異なります。

里山タイプのメリット里山タイプのデメリット
自然に還ることができる
自然の中に直接埋葬できる
交通の便が悪いところに多い

では、次に埋葬方法についてご紹介します。

樹木葬の埋葬方法

樹木葬の埋葬方法

共同墓地

共同墓地は、他の故人の方々と一緒に埋葬する方法です。

個人で入るタイプのお墓に比べて費用が安く、管理費がいらないところも多いので、お墓の跡継ぎがいない人によく選ばれています。

共同墓地のメリット共同墓地のデメリット
費用が安い
墓の跡継ぎがいらない
他人と同じお墓に入る
遺骨を取り出せない

個人墓地

個人墓地は、個人や夫婦、家族のみを埋葬する方法です。

共同墓地に比べて費用が高く、大きさや埋葬する人数によっても費用は変わってきます。

使用期限があり、永代供養のお墓が多いです。

個人墓地のメリット個人墓地のデメリット
個人や家族ではお墓に入れる
永代供養の場合が多い
区画が整備されている
粉骨や布袋で埋葬することが多い
使用期限が過ぎたらお骨を共同墓地に埋葬するところが多い

では、次に樹木葬に必要な費用をご紹介します。

他の埋葬方法との比較もご紹介するので、埋葬方法にお悩みの方はぜひチェックしてみましょう。

樹木葬の費用

樹木葬は一般的なお墓と比べると費用をかなり抑えることができます。

費用が安いため利用しやすいというところも樹木葬の魅力の一つです。

では、樹木葬にかかる費用は平均でいくらなのでしょうか。

樹木葬の費用

樹木葬の平均費用=約70万円

樹木葬にかかる費用は平均で約70万円です。

従来タイプのお墓を新たに建てようと思ったら数百万円必要になることもあるので、それに比べるとかなり利用しやすい金額だといえます。

では、次に他のお墓との費用を比較してみましょう。

他の種類のお墓との比較

お墓には一般的なお墓、樹木葬の他にも納骨堂や散骨など他の埋葬方法がいくつかあります。

では、これらの埋葬方法はどれくらいの費用でできるのでしょうか。

これから簡単にご紹介します。

埋葬方法費用特徴
樹木葬約70万円樹木や花を墓標とする
管理費が必要ない施設が多い
永代供養葬約10~150万円遺骨を預かってもらい管理してもらう
維持費を事前にまとめて支払うことができる
納骨堂約10~150万円遺骨を専用スペースで預かって管理してもらう
屋内外にある
共同墓地約5~30万円他の人と同じお墓に納骨する
永代供養の一種
散骨約5~70万円海や山に遺骨を撒く
従来の墓約130~200万円墓石を建てる

このように、樹木葬は他の埋葬方法と比べても利用しやすい価格帯の供養方法だということが分かります。

では、次に樹木葬にかかる費用の内訳をご紹介します。

樹木葬の費用内訳

費用項目詳細
使用料お墓の土地の使用料
プレート代・彫刻代名前を刻むプレートと彫刻料
苗木代墓標となる苗木
埋葬料遺骨埋葬料
遺骨入れ遺骨を入れる入れ物料
管理費お墓の管理費

樹木葬の費用の中にはこのような項目が含まれています。

樹木葬の費用は平均で70万円ですが、実際にはかなり幅があるので注意が必要です。

では次に、樹木葬の費用に差がある理由をご紹介します。

樹木葬の費用に差がある理由は?

樹木葬の費用は平均70万円ですが、実際は費用の幅が広く10万円程度~100万円を超えることもあります。

このように費用の差があるのはなぜでしょうか。

これから樹木葬の費用に差がある理由を3つご紹介します。

1.立地

まずは施設の立地です。

お墓代は施設がある場所の地価の影響を受けます。

都心部に近い場所、交通の便が良い場所、景色が良い場所などは地価が高いため、どうしても費用が高くなってしまいます。

2.埋葬方法

埋葬方法も費用に大きな影響を与えます。

複数人で利用する共同墓地は比較的費用が安いですが、個人でスペースが必要な個人墓地は場所代が必要なので費用が高くなってしまいます。

スペースの大きさやお墓の場所などによっても費用がかかるので、費用を抑えたい場合は共同墓地がおすすめです。

3.お墓のデザイン

樹木葬で個人墓地にした場合は名前のプレートを設置することがあります。

これは施設によって様々なので費用の幅も大きいですが、基本的にプレートが大きくなったりデザインが入ったりするとさらに費用がかかる傾向があります。

費用を抑えたい場合はできるだけシンプルなデザインを選ぶのがおすすめです。

このように樹木葬と一言で言っても施設や環境、お墓のデザインによって費用は大きく変わってきます。

お墓は故人にとっても家族にとっても大切な場所です。

みんなが納得のいくような素敵なお墓をみんなで相談しながら選びましょう。

では、次に樹木葬のメリットを詳しくご紹介していきます。

樹木葬のメリット

樹木葬のメリット

樹木がシンボルとなる

樹木葬は墓石を建てる一般的なお墓と違って樹木や花を墓標とします。

そのため、明るく美しいイメージのお墓にすることができます。

生前植物が好きだった人が終活の時に樹木葬を選ばれることも多く、人気があります。

費用が安い供養方法

上記でも示しましたが、樹木葬は一般的なお墓を建てるのに比べて約半分くらいの費用で利用することができます。

ただし、一人でお墓に入る場合と家族で同じお墓に入る場合ではスペースに違いがあるので、人数が増えれば増えるほど費用も増えることが多いです。

しかし、どちらにしても一般的なお墓よりは費用をかなり抑えることが出来るので、樹木葬は費用を抑えたい人におすすめです。

永代供養できる

樹木葬は基本的に永代供養です。

将来お墓の跡継ぎがいない人にとって一般的なお墓を建てるのはハードルが高いですが、永代供養であれば事前に管理費を支払って管理人の方に管理してもらうことができます。

子どもがいない夫婦・独身者にとって永代供養は安心できる納骨方法だといえます。

雰囲気がいい

樹木葬は一般的なお墓と比べて明るく美しい雰囲気のところに納骨することができます。

施設によってスタイルは違いますが、樹木や花に囲まれたきれいな景観の中にあることが多いです。

自然が好きな人、きれいな景色が好きな人にとっては嬉しい環境です。

宗教不問なところが多い

樹木葬は、宗教不問のところが多いです。

寺院に建てるお墓であれば、「浄土真宗の人のみ」というルールあることもあります。

しかし、樹木葬は基本的に宗教関係なく納骨ができるので、宗教に縛られることなく利用することができます。

ただし、施設によっては入檀する義務がある場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

では、次に樹木葬のデメリットをご紹介します。

樹木葬のデメリット

樹木葬のデメリット

親族の理解が必要

お墓についての考え方は人それぞれ違います。

樹木葬に抵抗があり、昔からある墓石のお墓を建てたいと思う人も多いです。

納骨方法についての考えの不一致から親族のもめごとにつながるケースも多いので、事前によく話し合ってから行いましょう。

また特に子どもの同意が大切です。

永代供養の樹木葬は子どもに迷惑が掛からないから、という理由で選ばれることが多いですが、子どもによっては両親が亡くなったらお墓を建てて、そこにお参りできるようにしたいと考えている場合もあります。

終活を行う時には、子どものお墓についての考え方も確認の上、話し合うようにしましょう。

季節によって印象が違う

樹木葬は樹木や花を墓標とする埋葬方法なので、季節によってお墓の景色が変わります。

従来からある石のお墓はいつ行っても見た目が変わらないため、いつも同じ印象です。

そのため、お墓といえばずっと景観が変わらないものという印象を持っている人が多いです。

樹木葬の場合は、季節や気温など環境によってお墓の見た目が変わるということを事前に理解しておきましょう。

粉骨が必須なところがある

施設によっては粉骨が必要なところもあります。

樹木や花を植える時に骨壺や布袋を入れると草花の成長に影響する場合もあるからです。

施設によって違いますが、粉骨が必要なところもあるので事前に確認しましょう。

※粉骨とは

遺骨を粉状に砕くことです。

散骨前などにも行います。

道具を使えば自分でもできますが、気分的にも技術的にも難しいケースが多いので一般的には粉骨業者に頼む方が多いです。

遺骨を取り出しにくい

施設によっては納骨後に遺骨を取り出せないところもあります。

場合によっては粉骨後に納骨していることもあるので、納骨後に遺骨を取り出せる施設かどうか確認しておきましょう。

人数によっては費用がかかる

家族みんなで同じお墓に入りたい場合は、複数人の人数が入れるスペースが必要になります。

その場合は、費用が高くなり場合によっては一般的なお墓よりも高くなってしまうこともあります。

大人数で利用したい場合は、事前に費用の確認をするようにしましょう。

次に、樹木葬を行う上での注意点をご紹介します。

樹木葬を行う上での注意点

自分で花を植えられないところが多い

樹木葬と聞くと、自分の好きな草花を好きに植えられるというイメージを持っている人が多いですが、実際には施設の管理者が手入れを行うので好きな草花を植えられないことが多いです。

ただし、施設によっては好きな樹木や花を植えられるところもあるので、事前に確認しておくのがおすすめです。

現地で見てから選ぼう

最近はインターネットが充実していることもあり、インターネットで見て選ぶことができます。

しかし、実際に現地で施設を見るのとインターネットの写真ではイメージが違うことがあります。

交通の便やお墓のスペースなど事前に現地に行って見てから選ぶのがおすすめです。

利用期限がある場合が多い

樹木葬はお墓の利用期限があることが多いです。

一般的に納骨から10年~15年したら個人墓地から共同墓地に遺骨を入れて、個人墓地を閉じるケースが多いです。

利用期限があることを知らずに樹木葬を行って、後で子どもや親戚が驚くというケースも少なくありません。

樹木葬を行う場合は利用期限があるかどうか、あるとしたらそれは受け入れられるのかなど事前に確認しておきましょう。

このような点に注意して樹木葬を行うかどうか決定していきましょう。

お墓を決めるのは大きな決断です。

家族や親族とよく話し合って決定するようにしましょう。

では、次に樹木葬で使用されることが多い植物をご紹介していきます。

樹木葬で使用される植物

樹木葬でよく使われている植物以下の通りです。

  • ヤマツツジ
  • ハーブ
  • バラ
  • 季節の花

このように幅広い植物が植えられています。

最も人気がある植物は桜で、桜が多い納骨施設のことを特別に「桜葬」と呼んでいるところもあります。

桜の季節にお参りして個人を偲べるとして大変人気があります。

では次に、実際に樹木葬を行う時の流れをご紹介します。

樹木葬を行う時の流れ

樹木葬を行う時の流れ

樹木葬は永代供養がほとんどなので、基本的には生前に自分が入りたいお墓を自分で選んで契約していく流れになります。

では、まず樹木葬を利用するための流れをご紹介します。

1.樹木葬について調べる

まずは、樹木葬についての情報を集めましょう。

全国にどのような施設があるか、その施設から家までの距離はどれくらいか、費用はいくらくらいかかるかなどインターネットやパンフレットで調べてみましょう。

2.気になる施設を見学する

気になる施設が見つかったらまずは見学へ行きましょう。

インターネットやパンフレットでもある程度の情報を得ることはできますが、自分の目で見て施設の雰囲気や交通アクセスを確認しておくことが大切です。

3.契約する

気になる施設へ見学に行って、契約したいお墓が見つかったらいよいよ契約です。

契約したい施設に連絡して申し込みを行いましょう。

基本的に費用を先払いしておく施設が多いので、その場合はお墓の費用を先に支払います。

4.使用許可証を受け取る

契約したら施設から使用許可証が届きます。

5.契約した本人が亡くなったら死亡届を提出する

樹木葬を契約した本人が亡くなったら、家族や親族などが死亡届を役所に提出して火葬許可証を受け取ります。

6.火葬する

火葬許可証を受け取ったら火葬をします。

火葬が終わったら埋葬許可証を受け取りましょう。

7.樹木葬の施設に埋葬許可証を提出する

埋葬許可証を契約した施設に提出し、埋葬の日取りを決めましょう。

施設によっては粉骨が必要なところもあるので、その場合はこのタイミングで粉骨しましょう。

8.埋葬する

ご遺骨を受け取ったらいよいよ埋葬です。

当日にご遺骨を施設へ持参し、施設の流れに従って埋葬を行いましょう。

では、次に今はあるお墓を「墓じまい」して樹木葬に変えたい場合はどのようにすればよいでしょうか。

これから墓じまいの流れをご紹介します。

墓じまいの流れ

今お墓はあるけれど将来お墓の世話をしてくれる人がいないという人は「墓じまい」して永代供養できる埋葬方法に変更することが多いです。

ここでは、墓じまいの流れをご紹介します。

今あるお墓の墓じまいをしてから樹木葬をしたい人はぜひチェックしてみましょう。

1.墓じまいの見積もりを立てる

墓じまいをするためには遺骨を取り出す必要があります。

遺骨を取り出すためにはお墓を開ける必要がありますが、重さもあるので専門の業者に頼むのがおすすめです。

まずは、お墓がある寺院や施設に連絡してお墓の中に入っている遺骨を確認したいという連絡をしましょう。

墓じまいの見積もり項目詳細
閉眼供養料お墓を閉じる時に行う供養を行うための費用
離檀料お墓があった寺院の檀家から抜けるための費用
お墓の解体料お墓を解体するための費用
次の納骨費用新たな納骨のための費用

2.今利用しているお墓の管理者に連絡する

今利用しているお墓の施設に墓じまいをしたいということを伝えましょう。

電話でも連絡できますが、多くの施設で墓じまいを申請する用紙があるので家に郵送してもらって記入して送り返すことが多いです。

3.役所で手続きをする

次に役所で手続きを行いましょう。

  1. 新たなお墓から「受け入れ証明書」(有料が多い)をもらう
  2. 今あるお墓の地域の市役所で「改葬許可証」(無料)をもらう
  3. 今のお墓から「改葬許可証」に改葬証明をもらう
  4. 「改葬許可証」と「受け入れ証明証」を市役所に提出して墓じまいの許可を取る
  5. 今のお墓に許可証を提出する

このような流れで墓じまいを行います。

墓じまいにも費用が必要なこと、手続きが必要なことをしっかり確認しておきましょう。

では、次に樹木葬以外にも注目されている比較的新しい供養方法をいくつかご紹介していきます。

いろいろな供養方法

いろいろな供養方法

最近はお墓に対する概念が変わってきてあらゆるタイプの供養方法が注目されています。

これから、最近注目されている新たな供養方法をいくつかご紹介していきます。

納骨堂

納骨堂とは、屋内もしくは屋外のスペースに遺骨を置いておく供養方法です。

スペースを取らず、永代供養できるところがほとんどなので墓の後継者がいない人に人気があります。

墓石を建てる必要がないため費用も安いです。

樹木葬を検討する人の多くが納骨堂も視野に入れているそうです。

納骨堂のメリット納骨堂のデメリット
費用が安い
交通アクセスが良いところが多い
掃除・管理の手間がかからない
管理者が管理してくれる
屋内施設が多い
スペースが限られている
お線香を焚けないところが多い
共同スペースでのお墓参りが多い
期限が過ぎたら共同墓地に入る
建物の老朽化

合同墓

合同墓とは、他の人と一緒に入るお墓のことです。

費用が安く、永代供養なのでお墓の跡継ぎがいない人でも安心して利用できます。

合同墓のメリット合同墓のデメリット
費用が安い 掃除・管理の手間がかからない
管理者が管理してくれる いろいろな人と同じお墓に入れるので寂しくない
従来の墓地の一角にあることが多い
遺骨を取り出すことが出来ない
他人と一緒のお墓に入る

散骨

散骨とは、遺骨を粉状にして海や山に撒く埋葬方法です。

費用は従来のお墓に比べて安いです。

自然に還りたいという故人の思いが叶えられるという理由で人気があります。

メリットデメリット
費用が安い 故人を自然に還すことができる
永代供養できる
お墓参りができない
遺骨を取り出すことができない
粉骨しなければいけない
散骨できない場所もある

まとめ

樹木葬とは、樹木や草花を墓標とする明るいイメージの新たな埋葬方法です。

従来のお墓に比べて景観が美しく、管理も楽なので将来の子どもの負担を軽減したいと考える方が終活で選択されることが多いです。

費用は平均70万円程度のため、一般的なお墓に比べるとかなり抑えられます。

永代供養できるところがほとんどで管理の手間も必要ないことも人気の理由のようです。

ただし、樹木葬と聞くと自分の好きな植物を植えられると考えている人が多いですが、基本的には好きな植物を植えられるところは少ないので注意しましょう。

気になる施設がある場合は一度見学に行って自分の目で見て確かめるのがおすすめです。

お墓は将来子どもや親戚がお参りする心の拠り所にもなる大切な場所です。

家族や親戚としっかりと話し合ってみんなが幸せになる決断をしましょう。

この記事の監修者

納骨コネクト 代表 末吉 智明

葬送業界歴○年以上の経験と○件以上のお墓の建立・改葬・墓地紹介実績から、様々なお客様のライフスタイルに合った供養のご提案を行っている。
また、お墓だけではなく、終わりの為の活動、いわゆる終活に関する様々なサービスも展開してる。
【保有資格】終活カウンセラー/終活ガイド検定合格者/墓石アドバイザー